第二十九話 ROUGH Businessman meets LOUGH Businessman

以前に少し触れていたイベント「Rough meets Lough」。そう吉本興業の老舗劇場あの「なんば花月」の取り壊し寸前の本当の意味でのファイナルイベントです。この話を狩集画伯から聞かされてヒマにしていた私はすぐさま会場の雰囲気をいかにジャメイカっぽくするかを考えてとにかく見た目で絵を描いて舞台などに飾り付けようとなんば花月の大道具作業場を開放してもらいそこでジャメイカのアーティスト Limoniousばりの絵、しかも1枚が畳一畳くらいの大きさで客席からもよく見えるように蛍光塗料を使用しブラックライトをあてました。なんとこの期間ほぼ毎日なんば花月へ行ってました。だから支配人さんやお茶子さんそして芸人さんらに親しくして頂きとても楽しい日々でした。まあ何をいっても我々が手掛けれる最大のイベントだったので本当に嬉しく楽しみな毎日でそのなかでも休憩を支配人室でさせてもらってる時に芸人さんらの楽屋話を聞けるのが一番面白かった。その頃の芸人さんですから今でいう「大御所」クラスの人達です。ちょうど吉本興業の転換期とでもいうのかNSCという養成学校の生徒と従来の師弟芸人さん達との確執、それは会社の上層部のなかでの転換でもあったみたいでした。とにかく従来の芸人さんはNSCを嫌っていて「なんやあいつらは花月にきても挨拶しよらん」とか全く同じ会社の人間でないような見方をしていた。その当時のO部長が先頭にたって改革をすすめていたようで我々がなんば花月でこんなイベントができたのもそのような転換の発想からだろうとも思えた。そんななかでこのイベントの内容というと「RoughBusiness」 これが我々レゲエアーティスト側 一方「LoughBusiness」 が吉本興業の音楽好きの芸人さん。しかもノーギャラでみなさん真剣にやってくれてました。ザぼんちのおさむさん、この人はブラックミュージック特にリズム&ブルースが好きでランキン・オサムとして出演、なんでか和歌山の星 レゲエ相撲甚句で桂文福さん まあこの人たちの凄いところは我々みたいな得体の知れんガキに腰の低い態度で接して頂いてこっちが気使うほどでした。そして、まだまだ若かった「BobMarley一代記」の河内屋菊水丸。対する我々はMr.Ghetto、ヤンキー&ミラー、京都からHipHopのKirtisFly&SpicyM、I&Iのミカちゃん、東京からのゲスト Sistren HoneyB、セレクター陣にKarishu、レゲエ和尚ことKodo Ejima、東京からのShabby。

「LoughBusinessMan」サイドはいつもの寄席で演る姿でなく真剣に歌を披露していてある意味凄いなあと感心しましたが さすがにランキン・オサムさんは一発目に例の「オサムちゃんで~す!」をやって頂けて思わず「BxxboCloth!」 その後はダンディに気分良く歌っておられました。先述してましたが会場は舞台と同じツラでお客さんも演者の前にきて楽しんで踊ってました。こんな中の状況を劇場の入り口に設置したスピーカーから外の商店街に流していたのですがいかんせんあの頃の千日前あたりは若い人達が行き来するようなとこでもなくおっちゃんおばちゃんが「うるさいな、何しとんねん」くらいで通り過ぎていくのみであったが会場にはレゲエ者で一杯で大成功であったと思う。やはり吉本興業の全面バックアップもあり、TVでのイベント紹介や私と狩集画伯でダウンタウンのラジオ番組出演での宣伝などさせてもらいレゲエダンスホールを世に広めれたと思います。勿論、例の読売新聞紙上での宣伝記事もちゃんと載せて頂きました。そんな沸きあがった会場に「なんば花月最後のイベント」を見に吉本興業の林会長と香川登志夫先生が来られていて数秒で会場を後にして林会長はステッキを振り回しながら怒ってはったとか・・・。

この二人にとっては  「がび~ん」 ですわ。

投稿者: 大阪レゲエ百物語

DADDY-TERUKIの大阪レゲエ百物語

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