第三十四話 きつね と たぬき

日清のどん兵衛の種類ではございません。日本古来よりこれらの動物は人をばかすとんでもない生き物として語り継がれてきた。実際これらの動物がそんなことをする訳でもなく科学的根拠もないのである。

私はそれは人間が騙したり欺いたりした輩を称してこう呼んだのだと考えるのです。実際私も体験した上でそんな輩をよくよく見てみると「きつね」や「たぬき」の顔にそっくりなんですね。欺かれたりしてそう見えてしまうのかは不明ですがやっぱり似てるんですわ。

大阪レゲエの世界でもご多分に漏れずいてましたわ「きつね」と「たぬき」。実際、社会の中ではウヨウヨいてると思いますが大阪レゲエ界という小さな小さなパイの中にまで入り込んでくるとは油断も隙もございません。

アーティストに近づいてはホロっとくる様な話をしてくるのです、たとえばCDやアルバムなんかのね。またはこんなプロジェクトを立ち上げるから協力してくれとか。その当時のレゲエアーティストなんかはもう三ヶ月以上食べ物にありついていない野良犬です。しっぽを振る振る、お手もする、おすわりもする。

きつねやたぬきにとってチョロいもんですわ。とにかく無給に近いかたちで協力させられます、犬は夢みてるから何の不服もなく忠実にがんばっていくのですが一向にしてアルバムやCDの話が始まらない。

勘のいい犬はこの時に「ああ、これ利用されてるだけやな」と しかし鈍感で度量のない犬は忠実についていきよるのですがこんな犬もアホやないからきつねやたぬきに信頼されて任されるようになった時に金持ってトンコしたりね、犬がきつねやたぬきを欺く場合もありました。

時勢に乗って商売繁盛したりすると誰がどう見ても儲かってるやん という時でもきつねやたぬきは「全然やねん、もっと大きい事せな」 というわけですわ。人の台所事情は知らんけど金儲けしてるネタは何やねん?

「レゲエ界に還元でもせえよ!」 きつねやたぬきにとってレゲエなんてその時の金儲けの道具つまり木の葉やねんな実際。そして、アーティストが一生懸命に収集した情報やスキルをいとも簡単に自分の道具として使い使いきったら次みたいなものですわ。きつねやたぬき側からみればこれが商売の秘訣なのかもしれませんが我々から言えばバンパイヤーですわ。あほらしいてやってられません。

大阪レゲエシーンを振り返って誰がエエ目をみました?アーティストでは皆無ですわ。かろうじて先述したBoogieくらいです。それでも知れてると思います。当時からまだ現在でも頑張ってるアーティストもいてるけどおいしい目には会ってません。なぜか?きつねとたぬきが持って消えてしまいました。

流行というのはなぜか回り回ってくるのですが次にいつレゲエブームが来るかは誰もわかりませんがまたその波が来たときはまたまた「きつね」と「たぬき」が現れるのでしょう。

これってレゲエ界のみならず世の中にいっぱいてんこ盛りである話ですから。あしからず。

投稿者: 大阪レゲエ百物語

DADDY-TERUKIの大阪レゲエ百物語

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